パチンコが人生を狂わせる
母親殺しが最近、とみに横行している。殺害に至る理由が、実にショボい。殺害動機の軽重を問うことがいいわけでもないが、それにしても実につまらない理由で実の母親を手にかけている。そんなアホたれなクソガキを産んだ自分を恨めしく思えばよいのだろうが、子どもの成長は必ずしも家庭内だけで一貫されるわけではないから、外部環境の影響を考慮するならば、そういう変化に即応できなかった憾みが残るという程度にとどめておくべきかもしれない。
大阪府豊中市の主婦、辻森早苗さん(58)が自宅で殺害された事件では、三男で大阪大工学部4年の耕平容疑者(24)が逮捕されたわけだが、大阪府警豊中署捜査本部の調べに対し、彼は「大学1年の時、友人に教えてもらったパチスロで大金をつかみ、止められなくなった」と供述しているそうだ。「パチンコ依存症」から学業不振に陥った耕平容疑者を心配した早苗さんが、生活態度を見直すよう繰り返し注意していた。親がパチスロにハマって自堕落な生活を送っている愚息を心配して何が悪いか。それほどパチスロがしたければ、東大生だったパチプロ、故田山幸憲氏(1946~2002)の如く確固たる信念を持ってやればよいのである。そんな度胸はあるまい。
大学進学後、友人からパチスロを教わり、大当たりを経験して病みつきになったという。依存症の連中の話を聞くと、必ず大当たりの再現を期待して深みにハマっているようだ。ギャンブルの持つ「魔力」なわけだが、それで取り返しのつかない借金を背負い、一家離散の憂き目に遭う連中も多い。
俺は、パチンコやパチスロが好きではない。ホール内のタバコ臭がダメで、禁煙ホールができた場合、ハマるかもしれん(笑)。1度パチンコで当たったことがあるのだけれども、師走の終わりの話で、タバコの臭気に加え、銀玉に静電気が蓄積されてて、触るたんびにビリビリ痺れたこともあって、長くやろうなんて思わなかったな。だいたい、そのときだって1,500円くらいしか使ってない。友人に話したところ、我慢してやらないとダメと叱責された。「遊びでそんな我慢できるか」と反論すると、「仕事と割り切れ」と言われた。苦行だと思ってやっている人間が、射幸心を煽られてハマり込むなど、到底、あり得ない(笑)。
パチンコで儲けている連中の話はおよそ信用し難い。なぜなら、パチンコホールが一般の客に負けすぎて潰れたなんて話は聞かないからである(ゴト師は別である)。ホールがどこまで行っても儲かる仕組みになっているはずだし、収支のバランスを取らなければ放漫経営で倒産することになる。均してしまえば、マイナス勘定になる人が多かろうし、でなければパチンコホールの経営など誰もしないだろう。その条件で経営に手を染めることを、俺らは「ボランティア」と呼ぶのである。ボランティアでホールの経営をしている奴はいないし、もちろん脱税の常連業種としてパチンコホールが登場することを考えれば、儲かっているに決まっているのである。その儲けは、当然のことながら、パチンコやパチスロに興じる連中のサイフから醵出されているわけだ。1度の大当たりをさも日常のことのように話す連中こそ、言うまでもなく、パチンコホールの「カモ」なのである。


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