鬼籍の人など その2
いろいろな人がここ数日で鬼籍に入った。
まずは、9月4日、急性心不全のため元一橋大学学長の阿部謹也氏が新宿区の病院でご逝去。享年71歳。ドイツ中世史、西洋社会史研究の第一人者として知られる。故網野善彦、石井進、樺山紘一各氏らとの対談集『中世の風景』上下巻(中公新書、1981年)だったなあ、最初に阿部さんの本を読んだのは。呉智英の本で知った。その後、名著『ハーメルンの笛吹き男』(ちくま文庫、1988年。初出は1974年)とか『刑吏の社会史』(中公新書、1978年)も読んだなあ。
ミスターシービーの騎手として史上三頭目の三冠を達成した吉永正人調教師が9月11日、胃がんのため茨城県牛久市内の病院でご逝去。享年64歳。作家の吉永みち子氏は元夫人。あんまり感慨はない。
社会派推理作家の小林久三氏が9月1日、脳梗塞のため横浜市内の病院でご逝去。享年70歳。1974年『暗黒告知』で第20回江戸川乱歩賞を授賞。特にこの人の本は読んだ記憶がないなあ。
NHKアニメ「おじゃる丸」の原作者で漫画家の犬丸りん氏が9月10日、自宅マンション14階から飛び降り自殺。享年48歳。母親宛ての遺書には「仕事のことで悩んでいた」というようなことが書かれていたという。昔、『ヤキソバパンの思想』(講談社)というエッセイマンガを読んだ。 「まったり」とした人生ではなかったようだ。筑波大学大学院修士課程芸術研究科デザイン専攻視覚伝達デザイン分野修了の才媛。そういや、俺の従兄も筑波大出て、いま名古屋の私大で教授やってるなあ。なんでまた、こんな才能のある人が自殺なんぞ、と思うのである。労災・・・なんだろうか。高尚な苦悩だったんだろうねえ。
ご冥福をお祈りします。


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