祭りと老人とメロン
三宅和朗『古代の神社と祭り』(吉川弘文館、2001年)読了。祭りとは本来、深夜に行われるべきものだそうである。夜が鬼や神といった異類異形のものが活躍する時間だからだとか。諸星大二郎の『六福神』(集英社、1998年)に所収の「鏡島」という短編があって、「夜は海モッコの時間」という台詞がある。海モッコは、海にいる化け物のことだが、柳田國男の説を諸星大二郎が援用したということなのだろう。とすると、神前結婚なるものは深夜になされるのが本筋なのかなと思った次第。要するに、祭りって、子づくりの時なわけね。・・・少子化対策って、これじゃん(笑)。
竹本善次『老人駆除』(光文社ペーパーバックス、2006年)によれば、少子化が問題なのではなく、高齢化が問題なのだとか。少子化対策が遅々として進まないのも、餓鬼どもが選挙権を持ってないせいである。どんなに賢い餓鬼であれ、そんなもんにカネつぎ込んだところで票にはならない。翻って、爺婆はどんなにボケてても票を持っている。この違いである。
それにつけても、筒井康隆の「定年食」(『メタモルフォセス群島』(新潮社、1976年)所収)を思い出すんだが。
6月20日、北海道の夕張市が財政再建団体申請を表明したそうである。市としては、1977年の三重県上野市(現、伊賀市)以来だという。実質負債総額は500億円オーバー。炭鉱が消え、足掻きまくった結果、財政赤字が残った。結局、「倒産」である。
メロン市とかファンシィな名前に代え、メロンブックスを誘致し、メロンちゃんコンテスト(笑)とかオタクの聖地になってしまえばよかったのだ。
・・・聖地っていや、石巻市も石ノ森章太郎キャラで石ノ森萬画館やってるけど、市自体の地盤沈下はいっこうに改善しないよね。市役所が馬鹿なんだろうねえ。どうせ、馬鹿なんだから、カネだけ出して、地元の若い世代に「丸投げ」しちゃえばよかったんだよ。マンガ相手に権威づけするような馬鹿ばっかり、利権目当てに集まっちゃうところが、所詮は田舎ってもんだろう。
いや、俺も当時、威張られたよ、「マンガ知ってる?」みたいな感じで。こっちゃ、自宅に2,000冊オーバーのマンガ単行本があって、腹ンなかじゃ嘲り笑ってたわけだけど、「あー、そうなんですか。凄いですねえ」とか応えてたな。
夕張はメロン市に名前替えちゃえ!(笑)世界のオタクが集まるぞ。臭くて濃ゆいけど。


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